風呂敷のように人の心を包む
日本における最初のパッケージは「風呂敷」だったと思います。
風呂敷は一枚の布に、その中に入れるものを包み、結んで、人が相手先に運びました。
そこには温かみがあり想いが包まれていたのだろうと私たちは思います。
また使い捨てられることもありません。
今でもこの「風呂敷」が理想のパッケージだと思っています。
現代において人の大事な想いを包むとはどういうことなのかと
日々問い続けておりますが、まだ答えは出ておりません。
ただひとつ自信をもって言えるのはパッケージとは単なる包む梱包材料ではありません。
作られた製品にはそれを考えた人と実際に作られた人の情熱や思いが込められています。
これは私達が実際に企画の方や製造の方と話をさせていただいた上での確信です。
そのような思いを私たちはパッケージデザインという表現で包むという
大役をさせていただいております。
私たちはパッケージデザインの本質として風呂敷の歴史を忘れず、
常にゼロから考えていきます。
どのようなパッケージデザインで包めば 作り手側の思いを消費者の方々に間違えずに伝えることが出来るのか?
大変な難問ですが、それに日々取り組んでおります。
パッケージデザインはまだまだ進化を続けられると信じて、
我々はこれからも時代とともに
新しいパッケージデザインを創っていく覚悟です。